「フリーランス協会への加入を考えているけどメリットあるのかな?」
「フリーランス協会って実際どうなの?」
フリーランスとして活動していく上で保険や福利厚生などを充実させるべく、フリーランス協会への加入を検討している人も少なくないのではないでしょうか。
フリーランスを支援するサービスはまだまだ少ないということもあり、フリーランス協会は数少ない選択肢の1つとも言えます。
ただ、世間的にはまだまだ認知度が低く、「本当にしっかりサービスを受けれるのか心配」、「聞いたことない団体だから怪しい」、と思う人もいるかもしれません。
そこで本記事では、フリーランス協会に加入している筆者の体験や感想も踏まえて、フリーランス協会について詳しく解説していきます。
目次
フリーランス協会の基本情報
運営団体 | 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 |
---|---|
年会費 | 10,000円 |
会員の種類 | 無料会員・一般会員 |
会員数 | 37,000人(2021年9月時点) |
主な提供サービス | 賠償責任補償 報酬トラブル弁護士費用保険「フリーガル」 福利厚生サービス「WELBOX」 収入・ケガ・介護の保険 フリーランスDB登録・検索 その他キャリアアップ・業務効率化のサービス多数 |
フリーランス協会は、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会という一般社団法人が運営しており、フリーランスやパラレルワーカーがより活躍できるような環境作りを中心に活動している団体です。
まだ世間的にはあまり知られておらず怪しいと思うかもしれませんが、すでに会員数は37,000人を超え、多くのフリーランスから支持されてます。
一般会員になると、賠償責任補償や弁護士保険、所得補償などがあり、フリーランス活動で生じうるリスクを全般的にサポートしてくれます。
フリーランス協会に入るメリット
フリーランス協会に入るメリットは様々なものがあり、保障が不足しがちなフリーランスの活動をいろんな側面からサポートしてくれます。
本章にて、フリーランスのサポート内容について詳しく解説していきます。
賠償責任補償
賠償責任補償は、業務遂行中の対物・対人の事故や情報漏えいや納品物の瑕疵、 著作権侵害や納期遅延などを、大手保険会社4社による共同保険により、幅広く補償してくれるサービスです。
フリーランスは会社員と違って、クライアントに損害を与えたような場合、自分が責任を負う必要があります。
その損害額が何百万、何千万にも達してしまったら、一個人として補償するのは極めて厳しいものとなるでしょう。
私自身はWebライターや動画編集の仕事をする時がありますが、納品遅れや納品物などでクライアントともめる可能性を常に考えてます。
自分は大きくもめたことはないですが、知り合いには損害賠償するぞと言われたケースがありました。
こちらに非がなくても何らかのトラブルが発生する可能性はないとは言えませんので、本サービスの利用は検討しておく価値があると思います。
「クライアントに損害を与えた場合のことを考えると安易に仕事を取れない」、「フリーランスになりたいけど責任が重いから躊躇している」という人もいるかもしれません。
フリーランス協会の賠償責任補償に入っておけば、そうした不安を払拭し、安心してフリーランス活動をしていくことができるでしょう。
クライアント側としても、受注するフリーランスが賠償責任補償保険に入っていることで、安心して発注できますから、フリーランス側はクライアントからより信頼を得るはずです。
報酬トラブル弁護士費用保険「フリーガル」
報酬トラブル弁護士費用保険「フリーガル」 は、フリーランス活動において、トラブルの予防や発生に関してアドバイスをもらえるサービスです。
また、損保ジャパンの承諾の上で、弁護士対応を行うということになった場合に、保険金を受け取ることもできます。
通常、弁護士に相談するのは少なくないお金がかかりますし、フリーランスの問題に強い弁護士を探すのも大変です。
クライアントと法的な問題となった場合でも、報酬トラブル弁護士費用保険を利用することで、迅速に、コストをかけず、問題に対応できるでしょう。
福利厚生サービス「WELBOX」
福利厚生サービス「WELBOX」は、全国3,000施設の健康診断や人間ドックの割引、スーパー銭湯・マッサージ、eラーニング、子育て支援、税務・法務相談、映画・カラオケ、グルメ・ショッピング、旅行関連など幅広く優待を受けることができるサービスです。
大手企業も利用している福利厚生サービスでもあります。
一般会員は第二親等まで利用できますので、ご家族での利用もできます。
収入・ケガ・介護の保険
フリーランス協会の「収入・ケガ・介護の保険」とは、ケガや病気で働けなくなった場合に備えることができる保険サービスです。
具体的には、所得補償プランに加入すると、ケガや病気で働けなくなった場合の損失所得を保険金として受け取れます。
フリーランスの場合、会社員と異なり、働けなくなったら収入は0になってしまいます。家族がいるフリーランスの方などにとっては、収入が0になるリスクはかなり大きなものとなるでしょう。
「収入・ケガ・介護の保険」に加入しておけば、そうした万が一に備えることができ、家族がいるという人でも安心してフリーランス活動ができます。
所得補償以外にも、長期補償や傷害補償、親孝行・介護サポートプランなども選ぶことができ、フリーランス活動を様々な面からしっかり支えてくれます。
会計税務
フリーランス協会では会計税務に関するサービスを幅広く受けることができます。
フリーランスだと確定申告に悩まされることが少なくないかと思いますが、人気の会計ソフトである「freee」や「やよいの青色申告 オンライン」をお得に利用可能です。
また、請求書買取サービスの「ナゲット」や「先払い」なども会員特典付きで利用できます。
請求書買取サービスは、資金調達で困ることが多いというフリーランス・個人事業主の方にとっては便利なサービスですのでぜひチェックしてみてください。
キャリア支援・ジョブマッチング
キャリア支援・ジョブマッチングでは、様々なオンラインスクールやキャリア相談・カウンセリング、セミナーなどを受けることができます。
スキルアップしたい方、フリーランスとして自分に合った仕事を受注したい方などには便利なサービスと言えます。
現在、Webライターや動画編集の仕事をしているが、社員として働きたい、もっとキャリアの幅を広げたい、といった人におすすめです。
クラウドソーシング中心に仕事をしているという人もチェックしてみることでよりよい仕事を見つけることができるかもしれません。
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フリーランスのための与信機能付き賃貸物件検索アプリ
フリーランスのための与信機能付き賃貸物件検索アプリ「smeta」とは、社会的信用が低く、審査に落ちてしまいがちなフリーランスを、オンラインにて事前に審査し、その人に合った物件を見つけてくれるというサービスです。
フリーランス協会の一般会員なら与信枠が増額され、より幅広い選択肢から物件を探せるというメリットがあります。
賃貸契約の審査で苦戦しているというフリーランスの方はぜひチェックしてみましょう。
コワーキングスペース優待サービス
全国にあるコワーキングスペースを特典付きで利用できます。
自宅だと集中できない、クライアントとの会議を事務所で行いたいというフリーランスの方は多いと思います。
コワーキングスペースなら事務所を借りるよりもかなり安くすみますのでおすすめです。
私もWebライターやブログで執筆する際にはコワーキングスペースを利用することが多いです。
作業場所に悩んでいるという人はぜひチェックしてみましょう。
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フリーランスDB
フリーランスDBとは、フリーランスとして活動している人がプロフィールやポートフォリオを登録されている検索サービスです。
会員としてはどんなフリーランス活動をしているのかアピールになりますし、営業活動や仕事のマッチングもしやすくなります。
フリーランス協会の会員ということで、前述の賠償責任保険に入っていることもわかりますから、クライアント側としても安心して発注しやすいでしょう。
また、ブログやサイトもプロフィールページに登録することが可能です。
ブログランキングサイトやHTML名刺など、ブログ・サイトの集客方法はいろいろありますが、フリーランスDBも活用することで、さらにアクセスアップや被リンク獲得が期待できます。
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フリーランス協会に入るデメリット
本章では、フリーランス協会に入るデメリットについて書いていきたいと思います。
一般会員は年会費がかかる
これまで紹介きたようなサービスを受けるには、フリーランス協会の一般会員となり、年会費を毎年払う必要があります。
年会費ほどサービスは充実してますし、いろんな特典を利用していけば年会費以上のサービスは受けることはできますが、特典をまったく利用しないという人にとっては割高に感じるかもしれません。
特に収入がまだ安定してないフリーランスの方はよく考えたほうがよいです。
受けるサービスは賠償責任保険だけでいいという人などもいるでしょうし、その場合は無料で賠償責任保険サービスを提供している「フリーナンス」もおすすめです。
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無料会員で利用できるサービスは少ない
フリーランス協会では、無料会員で利用できるサービスは少なく、メールマガジン配信やフリーランスDBの利用くらいです。
年会費を払って一般会員にならないと、ほとんどのサービスは受けることができません。
支払いはクレジットカード・デビットカード
入会申込時の支払いは、クレジットカード・デビットカードに限定されています。
クレジットカード・デビットカードを持っていないという人にとっては、ちょっと不便かと思います。
フリーランス協会の評判・口コミ
フリーランス協会に関する評判や口コミを集めてみました。
【フリーランスおすすめコミュニティ3選】
フリーランス協会さんは保険も提供しているなど、フリーランスとしてはメリットのあるコミュニティを展開されているのでおすすめです???? pic.twitter.com/2CL6eNfbq7
— アオキ@図解デザイナー | 仕事獲得ができるクリエイターSNS「GENSEKI」運営中 (@Aobuuuu) March 24, 2021
フリーランス協会。弁護士の無料電話相談と、最大70万円の弁護士費用保険が年間1万円の会費だけで利用できるのってかなりお得なのでは。
— 美佳 ????????????Web屋さん| SNS×Webメディア戦略で女性向け事業者を全力サポート???? (@LaboPixel) September 15, 2021
やっとフリーランス協会に入会しました!
年会費1万円で、賠償責任保険と報酬トラブル弁護費用保険が自動付帯します!
今のところまったく縁のない話だけど、これで万が一のときも安心。— もさこ@ライター(医療・金融・ペット) (@mosako_wr) September 8, 2021
上記の通り、フリーランス協会に評判は好意的なものが多かったです。
特にクライアントとのトラブルに備えて、賠償責任補償や弁護費用保険を目的として入会したという人の口コミが多い印象を受けました。
まとめ
今回はフリーランス協会入会のメリット・デメリット、評判などについて紹介させていただきました。
私自身入会していますが、フリーランス協会の賠償責任補償や弁護費用保険などがあることで、安心してフリーランス活動ができています。
その他にも所得補償や福利厚生など保障が薄くなりがちなフリーランスの生活を包括的に支えてくれます。
ただ、年会費はかかりますし、まだ払う余裕がないという人もいるかと思います。とりあえず賠償責任補償だけあればいいという人もいるでしょう。
無料で賠償責任補償を受けたいという人は「フリーナンス」のほうを検討しましょう。
※本ブログでは初心者向けにブログ運営の方法やWebライター副業の始め方などについて解説してますのでぜひ合わせてご覧ください。
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