「FP資格を活かして仕事をしたいが何をしたらいいのかわからない?」
「ファイナンシャルプランナーはフリーランスとして活動できるの?」
上記のような疑問を抱えていませんか?
FP資格を取得したものの、金融業界や不動産業界などにいるわけではなく、仕事にあまり活かせてないという人は少なくないかと思います。
かといって未経験から金融業界や不動産業界へ飛び込むのも大変ですし、今までのキャリアをベースとしてFP資格を活かしたほうがいいケースもあるでしょう。
あるいは、主婦としてFP資格を取り、主婦をしながらフリーランスのファイナンシャルプランナーとして活動したいという人もいるかもしれません。
金融業界や不動産業界にいなくてもファイナンシャルプランナーとしての仕事はいろいろとあるので、必ずしも業界経験は必須ではないです。
そこで本記事では、フリーランスのファイナンシャルプランナーとして活動する方法について解説していきたいと思います。
目次
ファイナンシャルプランナーの副業
本章では、フリーランスのファイナンシャルプランナーとして取り組める仕事を紹介していきます。
副業としてもできる仕事が多いので、まずは副業としてファイナンシャルプランナーを始めたいという人もぜひチェックしてみてください。
相談業務
ファイナンシャルプランナーの中心的な業務となると相談業務になるかと思います。
保険の見直しやライフプラン、資産運用などお金に関する相談を時給〇〇円といった形で行います。
この時必ずしも金融商品の営業などもセットで行うわけではなく、純粋に相談業務をしているFPさんも多いです。
オフラインでの相談以外でも、ココナラなどクラウドソーシングサイトで相談業務をしているFPさんも多く見受けられます。
オンラインで営業して相談業の顧客をつかみたいという人はココナラでのFP活動がおすすめです。
実績や経験がないとなかなか難しい仕事ではあります。地道に集客しつつ、自身のスキルも上げていき、徐々に顧客から信頼を得ていくことが求められるでしょう。
Webライター・執筆業
Webライター・執筆業は、ファイナンシャルプランナーの資格を活かして、金融や保険、その他お金に関するテーマの記事執筆を行う仕事です。
クラウドソーシングサイトやSNSなどで案件がたくさんあり、未経験から始めやすいので、ファイナンシャルプランナーをフリーランス・副業として活動するなら、個人的に最もおすすめです。
例えば、クラウドソーシングサイトとして日本最大級のクラウドワークスでは、FP向けのWebライター案件が多く募集されてます。
業界未経験でもFP資格があることで採用されやすく、オンラインで完結仕事なので、フリーランスだけでなく、副業としても取り組みやすいです。
家事などで家から出て働くのが難しい主婦の方でも安心して仕事ができるでしょう。
肝心の収入ですが、例えば、文字単価が1円だと3,000文字書いて3,000円の収入となり、1日1記事書けば単純計算で1ヵ月9万円稼げることになります。
ただ、未経験のうちは文字単価は安い傾向にあるので、最初は実績作りと割り切って仕事をしていく必要があるでしょう。
実績とスキルを積み上げていけば、1記事数万の案件も獲得できるようになります。
大きく稼ぐのは難しいかもしれませんが、在宅で未経験から始めやすいので、フリーランスのファイナンシャルプランナーとして、最初の仕事とするのは悪くありません。
※Webライターの始め方については下記の記事にてまとめますのでぜひご覧ください。 続きを見る
Webライターの始め方を完全未経験向けに全解説!【簡単5ステップ】
講師業
お金に関するセミナーの講師をするという仕事もあります。
ただ、ファイナンシャルプランナーとしてある程度実績がないと依頼されるのは難しいでしょう。
自分で集客できる自信や人脈があるなら自らセミナーを開催するというのもおすすめです。
セミナーを通じて集客し、継続的な顧客の獲得ができれば成功と言えるでしょう。
保険営業
保険代理店を開き、業務委託として保険の営業を行うといった働き方もあります。
ただ、あくまで保険会社の研修を受けたり、ノルマを課されたりするケースもあるので、皆さんが想像されるような自由な働き方ができるフリーランスとは言えないかもしれません。
少子化も進んでおり、長期的に見ると保険営業はより厳しくなっていくことも予想されます。
保険業界の経験があって、人脈もある程度あるという人向けの仕事と言えそうです。
ブロガー
自分でお金に関するブログを開設し、見込み客を獲得する、あるいはブログ自体から広告収入(Googleアドセンスなど)を得るという手段もあります。
ブログを開設すれば、ネットの集客が可能となりますし、どんな分野に強みがあるのかよくわかります。
オフラインで営業するという場合でも、ちょっと話したくらいではなかなか自己アピールができないものです。そんな時にブログを併せて紹介しておけば、相手は後からブログを見て、自分がどんなFPさんなのか知ることができるでしょう。
前述のライター・執筆業をしたいという人にとっても、ブログがあればポートフォリオとなり、案件が獲得しやすくなります。
※ブログの始め方については下記の記事にて詳しく書いてますのでぜひ合わせてご覧ください。 続きを見る
ブログの始め方を0から徹底解説!【完全初心者向け】
Youtube
近年では、Youtubeにて情報発信するFPさんも増えてきました。
「顔出しは嫌だしYoutubeはちょっと・・・」という人は多いと思いますが、顔出しなしでも情報発信している人は多いですし、Youtubeでのお金に関する動画の原稿だけをライターとして担当するような案件もあります。
今後は動画業界の需要がますます高まっていくことが予想されますので、キャッチアップしていくようにしたいところです。
ファイナンシャルプランナーが副業に適している点
本章では、ファイナンシャルプランナーが副業に適している点と考える理由について説明していきます。
開業費用がかからない
ファイナンシャルプランナーが開業するにあたっては、士業などのように事務所の設置などが必要なく、開業費用はあまりかかりません。
例えば、私自身は行政書士も開業していますが、事務所の設置義務があるのでその賃貸費用や行政書士会への入会費用(都道府県によりますが20万~30万ほど)、月会費(5,000~6,000円ほど)などがあり、開業費用だけで50万以上は最低かかります。
それに比べて、ファイナンシャルプランナーはFP協会などに所属しなくても活動できますし、パソコン1つでも始めることができます。
在宅で仕事ができる
ファイナンシャルプランナーというと保険やライフプランの相談ということで対面での仕事が中心の印象がありますが、前述の通り、ライターなどの仕事も多いので、在宅で仕事を完結させることも可能です。
本業で忙しい人や、主婦業・介護などで外出が難しい人などにとって在宅で仕事ができるのは大きなメリットと言えます。
試験の難易度は高くない
FP資格自体は試験としての難易度は他の士業などと比べて高くなく、年に3回も試験があるので、取得しやすいです。
そのため、資格を取得して、ファイナンシャルプランナーとしての活動は始めやすいです(厳密には資格なしでもファイナンシャルプランナー自体は名乗れますがほとんどのFPさんはFP資格を取得しているかと思います)。
合格のために、場合によっては何年もかけて勉強する必要のある士業と比べたら、フリーランスとしてスタートさせやすいと言えます。
ファイナンシャルプランナーを副業として活動する上でのポイント
本章では、ファイナンシャルプランナーを副業として活動する上でのポイントについて説明していきます。
損害賠償に気を付ける
ファイナンシャルプランナーに限らずフリーランス全般に言えることですが、会社員と違って仕事上の責任は基本全て自分が負うというリスクはしっかり考えていたほうがよいです。
具体的には、クライアントに損害を与えてしまい、損害賠償請求を受けるリスクは常にあります。
その賠償額が大きなものとなった場合、一個人として支払うのは大変なので、フリーランス向けの保険に入っておくことをおすすめします。
フリーランス向けの保険としては、「フリーナンス」、「フリーランス協会」がおすすめです。
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集客・営業の方法を確立する
安定的に案件を獲得するには集客・営業の方法を確立が重要です。
人脈がたくさんある人なら苦労しない部分ですが、仕事が絶えないほど人脈がある人というのは少なくかと思います。
特に業界未経験でフリーランスのファイナンシャルプランナーを目指す人にとっては人脈が0の状態から始める必要があるでしょう。
ただ、今はクラウドソーシングサイトやSNSが発達しているので、案件獲得のハードルはイメージほど難しくありません。
例えば、ライターなどはクラウドソーシングサイトやSNSにたくさん案件があり、未経験でも獲得しやすくなってます。
まとめ
今回はフリーランスのファイナンシャルプランナーができる仕事について紹介させていただきました。
ファイナンシャルプランナーは金融業界や不動産業界だけに有効な資格というわけではなく、お金に関する相談全般やライター・執筆業務など業界未経験でもできる仕事はいくつかあります。
ファイナンシャルプランナーは守備範囲が広く、金融業界や不動産業界以外のバックグラウンドでも独自の強みを活かせる可能性が高いので、自分の得意分野でどんな支援ができるのか?を考えるとうまくいくかもしれません。
フリーランスは自己責任で仕事を行う必要があります。フリーランス向けの保険への加入や集客・営業活動、確定申告などについてもしっかり行っていくようにしましょう。